システム開発事業のY.Tです!
今回はシステム開発未経験の方向けの内容になってますので、 少しでも参考になれば幸いです。
1つのシステムを作り上げるまでに、様々な工程があるのはご存じでしょうか?
「こんなシステムが欲しい!」と要望されても、
漠然としたイメージは持てても細かいイメージまでは掴めないですよね?
イメージが掴めたとしても、作られたシステムが正しく動くかの検証が必要ですよね??
分かりやすい例で説明すると、
1戸建ての家を建てることをイメージしてください。
「こんな家が欲しい!」と思ったら、建築会社の人と家の大きさ、何階建てか、間取りの打合せをします。
打合せの内容を基に、建築する家の設計図を書きます。お客様にも設計図通りに建築していいか確認をします。
設計図通りに、建築する家を組み立てていきます。
組み立てた家が出来上がり、施工が問題なかったかの安全性・品質を確認します。
壁紙を張り付けたり、キッチンや洗面台が配置します。
全工事が終わり、お客様に引き渡しをします。
これをシステム開発に置き換えると、
「こんなシステムが欲しい!」という要望を受け、
システムを作りたい経緯・背景や必要な機能、想定している業務フローを確認し、
ビジネス要件・システム要件を打ち合わせることになります。
これを要件定義といい、システム開発工程の最初のステップです。
次に建築同様に設計図を書くわけですが、急に細かい設計を行うわけではなく、
システムの大枠となる部分や、実現したい機能のインプットやアウトプット 機能の条件等を整理し設計します。
これが基本設計となります。
基本設計をベースにシステム製造に繋げるために、 各項目の制限値やチェック条件を細かく設計し、
プログラムを書く際の流れまで設計します。 これが詳細設計です。
ここでやっと、製造工程に遷りプログラミングを行います。
プログラミング言語は構築するシステムによって得意不得意があったりするので、
様々な言語を扱えるようになれば、仕事の幅は広がりますね!
製造工程でシステム開発が終りかと思いきや、そうではありません。
システムは品質も大事であり、事前にテスト仕様書を作成し、
想定している動き、エラー処理を文字化し、1件1件テストを実施していきます。
製造した機能の単体テスト、各機能を組み合わせた結合テスト、
業務フローを通したシステム総合テスト、運用テストがあります。
この各工程決して1人で進めることはできません。
各工程で内部レビューを行い、お客様に対して外部レビューも行います。
こんな色々な工程を経てシステムは開発されています。
「なんか難しいなー。」と感じたかもしれませんが、 最初だけなので、悩みすぎないように。