
はじめに
PCの電源を入れるだけで、その日のニュースが自動で届く仕組みを作りました。
こんにちは。システム開発事業のEです。
仕事柄、IT業界や地元の動きは毎日チェックしておきたいところです。しかし、いくつものサイトを見て回るのは意外と手間がかかります。
「この作業、AIに任せられないか?」
そう考えたのが始まりです。今回は、生成AIを使って作った「朝の情報収集」の仕組みをご紹介します。
作ったもの
仕組みはとてもシンプルです。
・WindowsのPCを起動する
・裏側でAIがニュースを集めて整理する
・まとめた結果がブラウザに表示される
自分が操作するのは、PCの電源を入れることだけです。
集めるテーマは、あらかじめ決めておきます。たとえばIT業界の動き、取引さの動き、経済ニュース、地元のニュースなどです。それに加えて、世の中の大きな出来事も拾うようにしました。
仕組み
中心にあるのは「Claude Code」というAIツールです。
Claude Codeは、Anthropic社のAI「Claude」を使った開発支援ツールです。普段は人と対話しながら使いますが、画面を開かずに裏側で動かすこともできます。これを「ヘッドレス実行」と呼びます。
今回はこの機能を使いました。流れは次のとおりです。
1.PCの起動をきっかけに、Claude Codeが自動で動き出す
2.決めておいたテーマごとにニュースを探す
3.ルールに沿って記事を選び、並べ替える
4.結果をHTMLファイル(Webページの形式)にまとめる
5.ブラウザで自動的に開く
専用のサーバーやアプリは用意していません。手元のPC1台だけで完結しています。
12時間のインターバル
PCを起動するたびに動くと、1日に何度も収集が走ってしまいます。そこで、前回の実行から12時間がたつまでは動かないようにしました。日中に再起動しても、同じニュースが何度も届くことはありません。
こだわった4つのルール
AIにニュースを集めさせると、量が多すぎて読み切れなくなりがちです。そこで、AIへの指示に次のルールを加えました。
1. 前回からの新しいニュースだけ
前回の収集以降に出たニュースに絞ります。一度見た話題が何度も出てくるのを防ぎます。
2. 重要な順に、最大5件まで
テーマごとに、重要度の高い順に最大5件とします。「全部読まなきゃ」という負担がなくなります。
3. 同じ話題はまとめる
同じ出来事を複数のサイトが報じることはよくあります。重複は取り除き、1件として扱います。
4. ニュースがなければ、無理に埋めない
個人的に一番大事だと思っているルールです。該当するニュースがない日は「なし」で構いません。件数を埋めるために、どうでもいい記事を並べることはしません。
AIは指示されると、何とか答えを出そうとします。だからこそ「無いときは無いと言う」ことを明確に伝えるのが大切です。
作ってみて分かったこと
「どう届けるか」は意外と悩む
当初は、社内チャットに通知する方法も考えました。最終的には、ブラウザで表示する形に落ち着きました。連携の設定が不要な分、仕組みがシンプルになりました。
大事なのは「何を・どれだけ」の決め方
ニュースを集めること自体は、AIが得意な作業です。難しいのは、自分にとって必要な量と質を決めることでした。上で紹介したルールは、試しながら決めたものです。
プログラムは1行も書いていない
実は、この仕組みを作るのに、私はプログラムを1行も書いていません。「こうしたい」を言葉でAIに伝え、AIが形にしていく。その繰り返しだけで完成しました。必要なのはプログラミングの知識より、やりたいことを具体的に伝える力でした。
おわりに
毎日の小さな手間も、AIに任せれば意外と簡単に減らせます。
大がかりなシステムでなくても構いません。「この作業、毎回面倒だな」と感じることがあれば、それがAI活用の第一歩になります。
私たちシステム開発事業では、こうした身近な改善にも取り組んでいます。今後も、日々の工夫をこのブログで発信していく予定です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


